去る10月2日に双子座三重奏団による「戦争と音楽」ライブにおいて、谷川俊太郎作詞 武満徹作曲の「死んだ男の残したものは」の双子座三重奏団用の編曲をさせていただきました。
下の楽譜で一番上に書いたのがいちばん単純化されたコードです(音はこちら)。ここに示したトランペットとピアノのパートは歌の二番にあたる部分で、ダイアトニックなブロックコードを意識して和声をつけてみました。(音はこちら。歌は省略)
最初の8小節はテンションを加え、8小節目はいわゆる上からの半音アプローチ(C7→B7)。少々工夫したのは10小節目でI7=4度へのドミナント(E)が出てくるところでバスをCにとどめて増三和音(augment 5th)を使ったところと13-14小節目で、バスを半音ずつあげていく形にしたところです。この後、伴奏は16beatのgarage風になっていきます。