Jun Yamamoto音楽を語る

Jun Yamamoto 音楽を語る

クラシックのおいしいところをつまみぐい https://jun-yamamoto.wixsite.com/jun-yamamoto

2021-01-01から1年間の記事一覧

Grown-up Christmas List by David Foster

David Fosterの "Grown-up Christmas List"ですが、原調はDbメジャー。ころころ転調して目がちかちかするので半音下げさせてもらいました。これで臨時記号5つまでに納まる。(笑)。 テルミン・バージョンがこちら。 youtu.be

ラジオ体操第一 Radio Calisthenics Number One

毎日繰り返されるラジオ体操。特に第一番のこの部分は許しがたい。 コードC(IV度)を保持しながらトップが h > a と動くのが無理な上に、a の部分は a e a という空虚な和音でつながり無視も甚だしい。これはいけません。 せめて、赤枠部分を Am とし、hを9…

J.S. Bach Well-Tempered Klavier book 1 E dur Fugue

バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻、ホ長調のフーガである。Sが主唱、Rが答唱、rは掛留音、pは経過音である。あとは簡易的にコードネームを付した。大バッハがすごいのはこの自由さである。

米津玄師「感電」Kenshi Yonezu "Kanden"

TBSテレビ金曜ドラマ『MIU404』の主題歌「感電」の後半部分、「肺に睡蓮、遠くのサイレン」の部分の「時空のゆがみ感」はどうなっているのか。微妙な音遣いなので楽器meとも意見があわないのだが、おおよそこんな感じかな。 Ab7 B7 | E7 A7 | E Eb7 | Abm - …

Saint-Saëns Carnaval of Animals "Aquarium"

動物の謝肉祭の「水族館」。これもアイデア一発の曲なのですが、そのアイデアが美しい。和声的には数パターン、旋法性のある音遣い。 Am B7(b5) Am B7(b5) Am Dm というパターンとその最後が Dになったパターン 次にこれの変形で Am B7(b5) Am Fm/Ab G A7(b5…

Saint-Saëns Carnaval of Animals "Elephant"

サン=サーンスの動物の謝肉祭はさらっと書かれているところが魅力である。この「象」にしてもほんとうにさらっと書かれた感が強い。 練習番号3の前2小節、C♭(B)のバスの上にB7を載せてごく自然にBb7に達し、続いてEbの四六の和音につながる。思わずうなら…

スケールの反転について

反転カノンを書いているうちに気が付いたことがある。こんなことは先達はとっくに気が付いているのだろうが…ダイアトニックな反転は割合簡単な話でスケールの開始位置はずれるが、調性は(平行調の問題を除けば)保たれる。一方、クロマティックに反転すると…

Yamamoto "6 Retrograde Canons" performed by Christian Clavère

フランスのヴァイオリニスト、Christian Clavère氏が、拙作「6つの逆行カノン」(6 Retrograde Canons)を演奏してくださいました。オリジナルには一切のダイナミクス、アーティキュレーションを付していないのですが、誠に適切な解釈を施していただきました。…

J. S. Bach Retrograde Canon from "A Musical Offering"

大バッハの音楽の捧げものの最初の方に出てくる逆行カノンである。同じものを最初からと最後から逆に演奏したものを合わせると調和した一曲になるというものなのだが、奇跡の19小節といってよい。次の楽譜は上段が順行、下段がおなじ旋律を終わりから逆行し…