Jun Yamamoto音楽を語る

Jun Yamamoto 音楽を語る

クラシックのおいしいところをつまみぐい https://jun-yamamoto.wixsite.com/jun-yamamoto

2024-01-01から1年間の記事一覧

Bizet Arlesienne Suite Nr.2 "Pastorale"

ビゼーの「アルルの女」第二組曲の冒頭の曲の終わりに近い部分だが、ビゼー先生結構急進的な音の使い方をしておられる。aと記したのが倚音(appoggiature)だが、譜例の7小節目のhis なんかなかなかのものである。(長三和音の4度#にあたる)

Mozart Piano Sonata a moll Movt. 2

Bruckner Symphony No. 5 Movt. 4

ブルックナーの5番交響曲の終楽章に出てくるコラール風のテーマ。しつこく何度も繰り返される。テーマ自身に長三度上への転調が含まれているので、曲全体もどんどん転調していくことになる。

平松愛理「部屋とワイシャツと私」(1992)

1992年平松愛理さんの「部屋とワイシャツと私」のさびのコード進行は美しい。各音が半音あるいは全音で順次下行する。もう、スージー鈴木さんが言ってるかもしれないけど。 同じく(in C) F#m7(b5)から入る、メンデルスゾーンの結婚行進曲(「真夏の夜の夢」…

Official髭男dism Pretender

Official髭男dism/Pretender の大サビのコード進行 Ab | Eb/G C7 | Fm7 |Ebm7 Ab7 | Db | Cm7 | Bbm7 | Eb7 | キーはAb で I - V III7 (ここは一時的にキーFm) VIm7 Vm7 I7 (ここはポップスの王道、IV度への II-V7 進行) IV IIIm7 IIm7 V7 キーFmになる…

Chopin Fantaisie-Impromptu op.66

2024年3月2日の「題名のない音楽会」で小林愛美さんがショパンの幻想即興曲作品66を弾いておられて、あっと思ったのである。最近はこっちが正になったのか。(上が今日聞いた版。下が私が覚えている旧来版ブライトコプフ)しかし、60小節目は下の譜面で弾い…

Bartok Piano Concerto No. 3 2nd Movt.

バルトークのピアノ協奏曲第3番第二楽章で、もっとも緊張度の高まる部分だけど、たいして複雑なことをしてるわけではないのだが、効果的です。

Beethoven Symphony No.6 "Pastral"

ベートーベン先生のむりやりな転調。第3楽章から。 同じく、その2。第5楽章から。