2023-01-01から1年間の記事一覧
二つに分かれて、一方は半音で上昇し、一方は通常の解決をする属七の第七音。
シェーンベルクの「浄められた夜」でもっとも印象的な増三和音。 KM先生に教えていただいた、ベートーベンにおける第3音上の属和音使用の先行例。
Ravelのスカルボの35小節目。メロディの二拍目はEで、左手も二拍めまでEなのに、突然3拍目以降がE#になるのがどうしても解せない。メロディはD#のフリジアン。このEがE#になるタイミングと声部がどうしても気になる。 C#7に持っていくにしてもせめてもう少し…
今年のオーケストラ・プロジェクトは東京オペラシティ コンサートホールにて、山本準の『ディナミカ・インプルシヴァ~オーケストラのための~』が初演です! オーケストラ・プロジェクト 2023「リゲティ生誕100年、ラフマニノフ生誕150年、ロマンの断絶を超…
リヒャルト=シュトラウスのヴァイオリンソナタ作品18は、第二楽章のこの部分をどのくらいいやらしくルバートするかで、演奏の質が違ってくる。
冒険者たち(Les Aventuriers)は小学生の時にみて、強烈な印象を受けました。当時、ピアノの練習はそっちのけで、歌謡曲などの自己流ピアノに邁進していた私は、ほとんどの曲はドミソ、レファラ、ミソシ…シレファ、ときにはミソ#シの和音で伴奏できること…
このテーマ音楽は実にキャッチ―です。ほんのちょっとの間、属調に転調するだけなんですが、大変効果的です。作者は音楽担当の眞鍋昭大さんですよね?
Meno mossoから後の、キラキラした加工音型。上段はただ、分散和音を両手のユニゾンにしたもので、下段がショパンのオリジナル。右手だけに○印の部分倚音ないし経過音を配してキラキラ感を出している。ちょっとしたことなんだけど、効果絶大のショパンマジッ…
減七和音の連続にすぎないのだが、ベートーベンにしては(失礼)繊細な進行。
動画が公開になりました。日本の作曲家2022 世の終わりに寄せて-メシアン没後30周年-第1夜 acoustics の拡張 2022年10月31日(月)東京オペラシティリサイタルホール から山本 準「廃墟/薄暮/影」 ピアノとMAXのための大崎 結真(Pf)北爪 裕道(エレク…
山本準作曲「ディガンマ~オーケストラのための」の動画がYouTubeで公開されましたのでお知らせします。 演奏は山下一史指揮、愛知室内オーケストラ、昨年(2022年)11月2日にサントリーホール大ホールで行われました。初演です。 youtu.be
マーラーの第4交響曲。第3楽章、練習番号7の直前の第二ヴァイオリンとヴィオラ、F# E D# C# B A と降りてくるところ、伴奏はB#を含んでいるけれども明らかにAmの和音であるだけに F# E D C B A でないところが、調性をあいまいにしていますね。