2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧
反転カノンを書いているうちに気が付いたことがある。こんなことは先達はとっくに気が付いているのだろうが…ダイアトニックな反転は割合簡単な話でスケールの開始位置はずれるが、調性は(平行調の問題を除けば)保たれる。一方、クロマティックに反転すると…
フランスのヴァイオリニスト、Christian Clavère氏が、拙作「6つの逆行カノン」(6 Retrograde Canons)を演奏してくださいました。オリジナルには一切のダイナミクス、アーティキュレーションを付していないのですが、誠に適切な解釈を施していただきました。…
大バッハの音楽の捧げものの最初の方に出てくる逆行カノンである。同じものを最初からと最後から逆に演奏したものを合わせると調和した一曲になるというものなのだが、奇跡の19小節といってよい。次の楽譜は上段が順行、下段がおなじ旋律を終わりから逆行し…