愛知室内オーケストラによる新作初演のアナウンスが出ましたのでお知らせします。
2022年11月2日[水]
18:45開演
サントリーホール 大ホール
特別演奏会
指揮:山下一史
オーケストラ・プロジェクト for Chamber Orchestra
(プログラム)
山本準:ディガンマ~オーケストラのための
小坂直敏:ピアノ協奏曲第3番
鈴木理恵子:あゆちの鐘、そして風が ー ヴァイオリンと室内オーケストラのための
高嶋みどり:Baby Universe Ⅳ ピアノと管弦楽のための
このフーガは大変複雑である。テーマからしてすべて倚音とその解決の組み合わせになっている。
この答唱が、本来属調で、5度高く(4度低く)出て、冒頭二つの音については変応し、終結部も原調に戻るために変化するのはいいとして、途中から4度高く(5度低く)なっている。この変化はよくあることなのかどうかが気になる。
この部分なんかは、和声音はバスのDだけで、上三声は全部倚和音である。
反復進行の部分はすらすらとわかるのだが、例えばこの23小節目のアルトにH#、バスにHという重複などは相当響きも悪くて気になる。こういう部分が多々見受けられる。リヒテルの淡々とした演奏を聞いていると難なく通り過ぎてしまうのだが、理屈をつけて理解しようとするとなかなか一筋縄ではいかない曲である。
David Fosterの "Grown-up Christmas List"ですが、原調はDbメジャー。ころころ転調して目がちかちかするので半音下げさせてもらいました。これで臨時記号5つまでに納まる。(笑)。
テルミン・バージョンがこちら。
毎日繰り返されるラジオ体操。特に第一番のこの部分は許しがたい。
コードC(IV度)を保持しながらトップが h > a と動くのが無理な上に、a の部分は a e a という空虚な和音でつながり無視も甚だしい。これはいけません。
せめて、赤枠部分を Am とし、hを9度の倚音に扱えば、Em から B7 への流れが自然になるのになぜそうしなかったのか、まったくの謎である>服部正先生。