モーツァルトにケチつけ、その2。
ヘ長調のピアノソナタK280の第一楽章だが、これもモーツァルトの耳がよすぎるせいなのではないかと思うのだが…17小節目から(音はこちら)。
19小節目、21小節目の赤で囲んだ部分が気になる。とりあえず4声体にして、適当な和声付けを検討する。音はこちら。
最適解かどうかはともかく、これならそれほど気にならないと思うので、オリジナルにはめ込んでみた。音はこちら。
同音反復ができたりしてかっこ悪いが、少なくともオリジナルの気持ち悪さは回避できたように思う。
再現部での和声処理はもっとすっきりしていてこの気持ち悪さはない。音はこちら。
(追記)作曲家のD・K先生から(いつもありがとうございます)19・21小節の三拍目はバスにそれぞれDとBbを持たせて次の小節で7度の掛留にしたらどうかというアドバイスをいただき、いろいろ検討の結果、こんな感じに。音はこちら。