竹内まりやさんの「元気を出して」はもともと薬師丸ひろ子さんに書いた曲だが、まりやさん本人のカバーバージョンがあり、そこでは最後のコーラス部分に薬師丸さんが参加している。
このコーラスが秀逸なので、採譜してみた。音はこちら。
実に美しい対旋律が書かれている。AntとかいたのはAnticipationで、先取音、rはretentionで掛留である。緑色で丸をつけたのはクラシックではこうは書かないという、上行する7度音(例外はある)。最後の青の枠をつけたところは完全5度の並行の動きで、これはクラシックにはまず出てこない。