音楽研究者 藤野純也さんのブログで取り上げられていた"If I FeLL"のコード進行はジョン・レノンならでの革新的なものである。探せばワーグナーやリヒャルト・シュトラウスあたりに類似の進行はあるかもしれないが、このコンテクストで使うというところが革命的と言っていいだろう。藤野さんも2小節目のDを裏コードと解釈しており、そうすればバークリー的ではあるが、むしろ経過的な和音と解釈することもできるだろう。第2小節でのgis=asが不思議な響きになっている。
クラシック的解釈を施してみた…音はこちら。