2016-06-10 Chopin Etude op.10 No.7 8分の6だが、右手に常に16分音符の重音が配されており、めまぐるしく和音が変わっていくように書かれている。調号はハ長調だが、テーマは同主短調を借用しながら進む。 和音の変化はあるものの、最初の3小節は大きく主和音ととらえていいだろう。 これだけでも結構トリッキーなのだが、ショパンは終結部にさらにトリッキーなめまぐるしい転調を仕組んでいる。 最後から12小節目。ハ長調の中に属調のト長調をいれるのはいいとして、間に変イ長調を挟み込んで、めまぐるしい変化をさらに強調している。 www.youtube.com