ボワヴァンの「オリヴィエ・メシアンの教室」324ページで、モーツァルトのK550第一楽章の再現部直前のフレーズ(160-167)に触れられている。確かにさりげなくかっこいい推移部である。第一主題がアナペスト的音型による、とあるのだが、アナペスト(anapaest、弱弱強格)は、詩に使われる韻脚のひとつで、古典詩(古代ギリシャ語詩・ラテン語詩)ではアナパイストス(anapaistos、短短長格)と呼ばれ、2つの母音の短い音節の後に1つの母音の長い音節が続く、ということらしい。(Wikipedia)冒頭のファミミが短短長ということか。