Digitalian's Alchemyで取り上げられていたプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第一番。終楽章の第一主題を取り上げてみたい。音はこちら。
主題の4小節目にGm の和音からハープとともにBbm7に入るのがなんとも魅力的で、大変プロコプロコした(?)ところだと思うのだ。そのあとの和音進行もプロコフィエフ的である。Bbm7 C/E Ebm7 Fm Abm7 Gdim 。最後のG dim のところでオーボエが主題冒頭を奏でて入ってくる。
Bbm7 Ebm7 Abm7 というならびは同じminor 7th で5度圏を進むだけなのだが、その間に C やFm が入るところが面白い。新しく定義しなおされた反復進行である。