メンデルスゾーンの交響曲第二番はシンフォニーとカンタータを組み合わせたような長大な作品であるが、どうも前から気になっていた。
全編を貫く主題がこれである。音はこちら。
これってさー、なんともイモったくないすか。ダサい。垢抜けない。
第一楽章冒頭はこの主題がトロンボーンの斉奏で示されて、オーケストラとCall & Response みたいな掛け合いではじまるのだが。メンデルスゾーンはこのテーマ気に入ってたんだろうなぁ。これだけの大交響曲の主要テーマにしたんだから。いろいろ凝った和声付けもしてるんだけど。成功してない。ダサい。イモい。
なんなんだろうねぇ、このなんともいえない、スッキリしない感は。最初の部分は型どおりに和声がついているんだけれど…5度音から始まるせいかなぁ。二つ目の倚音のgがいけないのかな。うーん。