Poulencのクラリネットとピアノのソナタの第二楽章 Romanza。
出だしから戸惑うんですよね。
クラリネットソロの d fis b es に引き続いてピアノの和音。g b fis cis
これにのってクラリネットがgとa を軸にしたg moll っぽいフレーズをいれるんですが、ピアノのコードはじゃあg b が中心でfis が#7 cis は#11なのかなと思っていると、最後の h の音が非常な違和感をもって響く。下にh があって上にb というかais がくるのは了解可能だがその逆なんですね。
練習番号5番のあと6小節目二拍目表も結構やばい和音。バスはdes で、一拍目は明らかに、 des f as ces eses という和音なのに、二拍目ではfes とg がなっちゃう。偶成和音ですか。そうですか。
あと、これはこの楽譜のミスだと思うのですが(プロも変えて演奏してるし)14ページ目の2小節目3拍目のges はg の間違いだよねー。これはいかにも奇妙だし。まー、出だしの奇妙さから考えればありうるかも知れないけど。