Jun Yamamoto音楽を語る

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クラシックのおいしいところをつまみぐい https://jun-yamamoto.wixsite.com/jun-yamamoto

「ロンリー・チャップリン」 作詞:岡田ふみ子 作曲:鈴木雅之

「ロンリー・チャップリン」 作詞:岡田ふみ子 作曲:鈴木雅之

「ザ・カセットテープ・ミュージック」でテンションを取り上げていた。日本的感覚からはメジャーの7度とマイナーの9度、メジャーの9度とマイナーの11度は同じ音といっていいのではないか。それぞれ移動ドでシでありレであって、そこに区別をつける意味はあまりない。IとVIの3度の平行移動に過ぎない。

名曲「ロンリー・チャップリン」のサビのハモリは、番組ではもう一つよくわからなかったが(移動ドで)ドのメジャー和音上で上がドードシドードシドーなのに対し下がラーラソラーラソラーになるがこの「ラ」が非和声音で、あえて言えば13度音ということだが、これはむしろ倚音ととらえた方がいいのではないかと思う。

テンションとしても add 6であって、13thととらえる必然性がないように思われる。いずれにせよ変なハモリであり、そこがこの曲のトゥイスト、魅力になっているのは間違いのないところだが。

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