ストラヴィンスキーの「詩篇交響曲」でありますが、第二楽章の冒頭部分のフーガっぽい入り。赤色の入りに対し、青色が5度上で、続いて喜遊部があって、赤色が主調でということで一応型どおりにはなってますが、音使いは伝統的ではない。ただ、統一感が取れているのが魅力ですね。気になるのは緑で枠をつけた部分で、Cが重なってるのがスタイル的にはいまひとつのような気がするのですが。この部分は3分12秒あたりからです。
同じく第二楽章で次にソプラノが入ってくる部分。いずれも対位法っぽく見せてはいますがまったく伝統的な対位法とは関係ないロジックでできていることがわかります。
この部分は5分12秒くらいからです。