Berg の叙情組曲はたっぷり6楽章ある弦楽四重奏のための組曲で、Bergの不倫の記念碑であるが、第1楽章と第6楽章が12音技法で作曲され、後の4楽章も無調であるが、響きはかなり調性的といっていい。図示したのは、第一楽章の終わりの部分だが、途中減七和音が続くところはともかく、上にしめしたように、比較的なじみのある和音が並ぶ。
これは第二楽章の一部だが、無調ではあるが、上にしめしたようにほとんど普通の4和音が使われている。響きは調性的である。
これは最終楽章のワーグナーのトリスタンとイゾルデのテーマが引用されているところ。不倫した上に作品上でこういう露骨なことをするんだから、作曲家というのは(ry