ムソルグスキーの展覧会の絵の2曲目のGnomus(小人)の終わりのところはcon tutta forza で一気呵成にvelocissimoで駆け抜ける。右手左手の単音・ニ旋律だけだが、効果的に書いてある。基本的にはこの5小節は主和音のEbmで、あとはコアになる音への修飾に過ぎないとみればいいのか。(青が和声音、赤が修飾音、緑は経過音)
これをラヴェルはどうオーケストレーションしたか。
まず、最初のcesを8分音符にしちゃったのね。これはかなり大胆な変更のような気がする。それと、Fl. Ob. Violin I &IIはピアノの右手を忠実になぞっているが、左手の方は、音域が広くにわたるので仕方ないとは思うのだが、いくつかパートに振り分けている。
絃楽器、最後にヴィオラからコントラバスに受け継がれるのはヴィオラの音域からいって仕方ないと思うが、わからないのはチェロがなぜ、一小節目に8分休符をおいて入るのか。一拍目のgesから入ってもいいのではないのか。
クラリネット、バスクラ、バスーンも少しずつ遅れて入ってくる。コントラファゴットもコントラバスとは半拍違う。なにか理由があるのでしょうねぇ。教えてください>詳しい方。