Jun Yamamoto音楽を語る

Jun Yamamoto 音楽を語る

クラシックのおいしいところをつまみぐい https://jun-yamamoto.wixsite.com/jun-yamamoto

冒険者たち(Les Aventuriers)1967 のテーマ

冒険者たち(Les Aventuriers)は小学生の時にみて、強烈な印象を受けました。当時、ピアノの練習はそっちのけで、歌謡曲などの自己流ピアノに邁進していた私は、ほとんどの曲はドミソ、レファラ、ミソシ…シレファ、ときにはミソ#シの和音で伴奏できることを発見していたのですが、この映画のテーマは一筋縄ではいかなかった。クールな転調が続くのです。これを弾くことはさっぱりあきらめましたが、あの時もっと突っ込んで勉強しておけば、もう少し和声感覚が磨かれたのかもしれません。

 

Chopin Scherzo No.3

Meno mossoから後の、キラキラした加工音型。上段はただ、分散和音を両手のユニゾンにしたもので、下段がショパンのオリジナル。右手だけに○印の部分倚音ないし経過音を配してキラキラ感を出している。ちょっとしたことなんだけど、効果絶大のショパンマジックである。

 

Jun Yamamoto/ "Ruins/Dusk/Shadows" for Piano and Max

動画が公開になりました。
日本の作曲家2022 世の終わりに寄せて-メシアン没後30周年-
第1夜 acoustics の拡張  2022年10月31日(月)東京オペラシティリサイタルホール から
山本 準
「廃墟/薄暮/影」 ピアノとMAXのための
大崎 結真(Pf)
北爪 裕道(エレクトロニクス)
(曲目解説)
この曲はもともとピアノ独奏のための「幻想詩集」として構想され、後にエレクトロニクスを組み合わせることで、曲の性格をより一層際立たせることができると考えて改作した。題名中の「薄暮」は北原白秋の「東京景物詩」中の「公園の薄暮」からとった。ピアノは「薄暮の中の廃墟」をイメージして進行し、これにピアノ演奏からとられた断片をMAXが変形し、「影」のイメージを付け加えていくという形で進行する。
もととなった「幻想詩集」はピアノ独奏曲としてSOKABE MUSIC PUBLISHINGで販売中です。

 

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Jun Yamamoto Digamma for Orchestra-Video is now available on YouTube

山本準作曲「ディガンマ~オーケストラのための」の動画がYouTubeで公開されましたのでお知らせします。

演奏は山下一史指揮、愛知室内オーケストラ、昨年(2022年)11月2日にサントリーホール大ホールで行われました。初演です。

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