Jun Yamamoto 音楽を語る

クラシックのおいしいところをつまみぐい http://jun.la.coocan.jp

Mozart Piano Sonata a moll K310 2nd movt.

モーツァルトの「ピアノソナタ第11番」の自筆譜が発見されました。従来譜と自筆譜で弾き比べると、果たして――。」

http://www.nikkei.com/video/909666692002/

という記事がでたけれど、以前からこの部分はいろいろな解釈があって混沌としている。我々がもっとも親しんだ全音版は、

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となっていて、a moll で通している。しかし、imslpで探してみると更に二つのパターンがあることがわかる。

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この古めかしい譜面では全部cis になっているから、この部分はA durで演奏することになる。

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これはまた異なっていて、最初がc で次の小節ではcis cis 三小節目はc である。なんとなく聴けてしまうが、やや奇妙ではある。

さて、Mozartの真意はどれだったのか。