Jun Yamamoto 音楽を語る

クラシックのおいしいところをつまみぐい http://jun.la.coocan.jp

Bach Well-Tempered Klavier I No.4 C# minor Fuga (7)

 

続きです。ほとんど永遠に続きます。こういう曲を24の調性でプレリュードつきで書いて、しかも二回やってるというのが驚きです。最初の6の調性くらいでネタがつきそうですが。

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バスは第二主題のつづきですね、ソプラノには第一主題がII度調で現れます。D# minorです。最初の小節の冒頭はD#7と捕らえたほうがいいのかもしれません。

2小節目、G#mからA#に二度上がりますが面白い進行です。2小節目のアルトは第二主題のII度調のアインザッツですね。ところどころに強拍の四六の和音が見られますが、バスが経過音だからいいよね、ということだと思います。

4小節目のテナーは第二主題がV度調で出ています。

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最初の小節のソプラノは「ラソ#ラシラドシラソ#」となっていて、音形を若干変えてあります。2小節目はG# minor(V度調)の第二主題の入り。テナーはかなり自由に動いて最後の小節で満を持してバス(といっても相当低いが)に主調の第一主題(主唱)が出ます。

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主唱に重ねてテナーで(これも低い)第二主題が主調(C# minor)で重なります。三小節目からダメ押しでソプラノに主調の主唱、4小節目にはメゾソプラノで第二主題が重なります(今度は主唱が上、第二主題が下)

 

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第2小節にバスで第二主題がVI度調で(A dur)でます。ここの二拍目あたまのアルトのG#は7度音の掛留と見ることができるでしょう。更に4小節目のテナーに主調で主唱。

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1小節目から主唱に重ねてアルト(?)で第二主題の主調による入りが重なります。もう一度、三小節目でバスに第二主題のVI度調でのいりがあります。

 

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前の段からソプラノが完全に同型(ミレミファミレドミ)で一音ずつ一オクターブにわたってコンスタントに降りてきています。第一小節目、バスに下属調(F# minor)に第二主題。三小節目のアルト、テナー、バリトン(?)、アルトと順に下がってくる動機(シーーシラソ#ラー)がカスケードして大変美しいです。

(続く)