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Jun Yamamoto 音楽を語る

クラシックのおいしいところをつまみぐい http://jun.la.coocan.jp

Ravel Piano Trio Movt.1 (2)

次の部分の分析を試みる。

最初の4小節は伝統的である。最初の3小節はGm7b5-C9-F-Gm7b5-C9 とヘ長調であり、4小節目はAm9b5-D9となっていて明らかにト短調である。

問題は次のピアニスティックな駆け上がり一小節あまりであるが、ここからバスがC#の間はC#m13と解釈できる。

最初のピアノの駆け上がり部分は、丸をつけた音符が和声音であり、中途にはさまれる和音とともにC#m13をひびかせている。

Fortissimoになる小節からもC#のペダルは続く。

上に示したAの部分がC#のペダル上のメロディーで、Bの部分はバスがF#である。使用されている音階をA' B' に、使用されている和音をA" B" に示すが、AにおいてはE#だったものが、Bにおいては半音下がってEナチュラルとなって7度音となりF#7となて、Bの部分は次につづくバスの Bへのドミナントとなっていることがわかる。